公開: 2021年4月29日
更新: 2021年5月18日
米国社会では、日本人に変化を嫌う傾向が強いことは、以前から知られている特徴である。これは、中村元が「日本人の思惟方法」でも述べたことの一つである。
米国人のエドワード・リンカーンは、2004年に出版した「それでも日本は変われない」と題した書物で、2000年初頭に銀行経営などが破たん状態に陥ったが、日本社会は抜本的な改革を先延ばしにしていることなどを例に議論し、日本人や日本社会が変化を嫌う傾向が強く、自分達では、社会の制度を変えられないことを議論した。
それでも日本は変われない、エドワード・リンカーン、日本評論社、2004